・・staff column・・辛い年

朝晩がとても寒くなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?
暖房器具や冬用の寝具など準備されていることでしょう。

さて、今年もあと2カ月、年越しまであっという間に過ぎてしまいそうな気がします。今年はどんな年だったでしょうか。

今年は、何といっても甚大な被害がありましたね、3月11日の東日本大震災は辛卯(かのとう)年の辛卯月でした。(日本では十二支が一般的ですが、本来はこれに、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の
10種類を合わせた十干と十二支を組み合わせた60種類で干支となります。)

過去の辛卯の年を見ると、自然災害などの天変地異の異常や予期せぬ出来事が多いという記事をみつけました。

辛卯の『辛』の字には、奴隷や罪人に刺青をする道具としての意味があり、舌を刃物で刺すような、ぴりっとした味の事を『辛い(からい)』というのには、ここからきているのだそうです。
一方『卯』の字には、門を開くに象る(かたどる)というところから、新しい世界が開けていくという意味があるのだそうです。

つまり『辛卯』は、辛い時を乗り越えて新しい世界を開拓していくべき年ということですが、辛卯は『しんぼう』とも読むのでじっと我慢、我慢の年になりそうと、今年の初めにこんなことが書いてあった記事のことも思い出しました。

結果論かもしれませんが本当にそんな年になってしまったような気がします。

目に見える震災の被害だけではなく、様々なところで様々なものが狂わされたり影響がでてるのが現状だと思います。一日も早い復興と新しい希望を持って前に進むことを願うばかりです。

来年は『壬辰(みずのえたつ)』
辰の字は振るう意味で、陽気が動き草木が伸長する状態を表しているそうです。みんながそれを感じ取れるような明るい一年になればいいなと思います。

 

2011.11.4里見 記

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