・・staff column・・ 傘福

'お知らせ'

『御殿堰(ごてんぜき)』
山形にお住まいの方はもうご存知ですよね。山形市の中心部、七日町に去年オープンした観光スポットです。
カフェやお茶屋さん、お蕎麦屋さんなども軒を連ねているので、ランチに訪れる方もいらっしゃると思います。

当社はすぐ近くに立地しているため、御殿堰の側を通る機会が多いのですが季節毎に色々なイベントをしています。去年、七夕の頃には確か子供たちの短冊を飾っていましたし、クリスマスの頃にはライトアップがとても綺麗でした。

先日のこと、銀行へ行く途中に通ったところ、軒下のベンチがおいてあるスペースに『傘福(かさふく)』がつるしてありました。

傘福、名前はわからずともきっとご覧になった事はあると思います。

山形県の北に位置する、商人の町・酒田の商売繁盛を願う飾り物です。時代の流れと共に消えつつあったこの『傘福』を平成17年に酒田の女性たちの切なる願いにより復活させたそうです。酒田のお土産やさんで購入した記憶がありますが、古くから伝わる文化を復活させるってなんだか良いですね。

そして御殿堰には傘福と共に、静岡県の『つるし飾り』と福岡県の『さげもん』もありました。
100年以上も前の文化が日本各地にあることに驚きでした。見てみると、それぞれ土地柄というか個性があります。

難が去る(さる)ということで『猿』が吊るしてあったり、いずめ子人形(これは山形の呼び名でしょうね。かごの中に赤ちゃんの人形が入っているもの)があったり、野菜やお花の飾りも豊富でした。

とっても可愛らしい飾り物なので、雛祭りに合わせて飾ってくれたのではと思いました。是非お近くにいらしたときにはご覧になってみてください。

 

2011.3.1里見 記

知っているとトクするコラムの関連記事